1月18日のボートレースウィークリー、リモートゲストは堀之内紀代子選手。
ボートレース以外でもネイルなど美容面で有名な堀之内選手ですが、植木アンバサダーはこれまであまり話す機会がなく、ゲスト出演で話しができることを楽しみにされてました。
2021年スタートダッシュ 丸野選手GⅠ優勝
まずは、前日に行われた尼崎の周年記念(GⅠ尼崎センプルカップ)の優勝戦の振り返りから。
横一線のスタートから1号艇丸野選手の逃げ切りとなった周年記念でしたが、2着となった同じ滋賀支部の3号艇馬場選手と地元2号艇藤岡選手の2着争いが最後まで続き、見応えのあるレースでした。
インスタグラムでトレーニングの様子を発信していることでも有名な丸野選手。去年の年始めに唐津の周年記念を制したのと同じく、今年もいいスタートを切りましたね。
先週のグッドレース!のコーナーでも、尼崎周年記念の予選で6号艇6コースから抜きで勝利した丸の選手のレースが紹介されていました。
> 尼崎センプルカップ(開設68周年記念) 初日(1月12日)9R
日々のトレーニングの成果が発揮されて活躍する丸野選手、今年は丸野選手から目が離せないですね。
グッドレースのコーナーでは、ちょうどこの日に開催されたGⅠ江戸川周年記念のドリームレースで濱野谷選手が3コースから気持ちのいいまくりを決めたレースも紹介されていました。
また、戸田の優勝戦で抜きで優勝を決めた畑田選手。最後まで接戦となった白熱するレースでした。植木アンバサダーも言っていましたが、無観客であることが少し残念ですね。
【前半レース推理】3コース・4コースのどちらが主導権を取るか
前半のレース推理は蒲郡の12R(日刊ゲンダイ杯争奪 ヴィーナスシリーズ第19戦)。ヴィーナスシリーズの優勝戦が取り上げられました。
1月18日蒲郡12R
レーサー
登録番号
チルト
展示スタート
展示タイム
- 1.小野 生奈
- 4530
- -0.5
- .10
- 6.76
- 2.松本 昌恵
- 4399
- -0.5
- .18
- 6.67
- 3.池田 浩美
- 3932
- -0.5
- .25
- 6.76
- 4.遠藤 エミ
- 4502
- -0.5
- .14
- 6.72
- 5.田口 節子
- 4050
- -0.5
- .08
- 6.70
- 6.細川 裕子
- 4123
- -0.5
- .16
- 6.68
女子レースはまくり差しが比較的少ないというのはアンバサダーがいつも教えてくれること。
前日までのデータ分析で、この節の3コースの攻め方が紹介されていました。3コースが差しとなる展開が多く、3コースが主導権を握るケースが多くないという女子レースの特徴が出ているようでした。
蒲郡ヴィーナスシリーズ前日までの3コースの攻め方
日程
まくり
まくり差し
差し
- 初日
- 5
- 1
- 6
- 2日目
- 5
- 3
- 4
- 3日目
- 7
- 1
- 4
- 4日目
- 7
- 3
- 2
- 5日目
- 5
- 1
- 6
3コースと4コースのどちらがいいスタートをきって主導権を取るのか、という点でレースの展開が大きく変わるだろうというアンバサダーの解説でした。
モーターの比較では3号艇池田選手は少し劣勢。レーサーはモーターが劣勢だと心情的に仕掛けが早くなるようです。
4号艇がいいスタートをきってまくりに行けた場合、2号艇の松本選手が5号艇の田口選手のまくり差しを防げるかどうかが鍵になるだろうという推理でした。
レースでは、4号艇遠藤選手がトップスタート!
カドからまくりを決めて一気に先頭に立ちました。1号艇小野生奈選手は遠藤選手の引き波に入ってしまい、2号艇松本選手と5号艇田口選手の2着争いが最後まで続きました。
モーターに力がない3号艇池田選手がスタート少し遅れたことで、4号艇遠藤選手がまくりを決めやすい展開になりました。
結果は4-2-5となり、いわゆる4号艇がまくって荒れたレース。高い払い戻しとなりました。
賭式
組番
払戻金
- 3連単
- 4-2-5
- ¥21190
> 日刊ゲンダイ杯争奪 ヴィーナスシリーズ第19戦 最終日12R
【ゲストコーナー】女子レーサー屈指の攻撃派 堀之内紀代子選手
ゲストコーナーでは堀之内紀代子選手が登場。
> 4011 堀之内紀代子選手
昨年の振り返りでは、いいときも悪いときもあったという堀之内選手。直前までファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメントに出場していました。
3Daysボートレースバトルトーナメントでは、新モーター新ペラで調整が遅れてやっと3日目に勝負できるようになったという話しでした。しっかり3日目に2着を取られていましたね。
A級での活躍が長い堀之内選手ですが、去年は引退も考えるような悩みを持つこともあったようです。そうやって悩むなかで、長くできないかもしれないけど目の前を一生懸命頑張ろう、と考えるようになったという堀之内選手。そう考えると、プロペラのことやモータの調整、まだまだ自分にはやりきれていないことが多いということに気付き、ポジティブに受け取れば自分には伸びしろしかないってことなんじゃないか、思えるようになったということでした。
常に引退を考えてしまうような、精神的にぎりぎりな状態にいるボートレーサー。だからこそいい成績を出せたときのやりがいが大きい職業だと話されていました。
堀之内選手がボートレーサーになったきっかけは、高校3年生で進路に悩んでいるときに、父親から児島のレース場に連れて行かれたことだったようです。
それまで興味を持ったこともなかったボートレースでしたが、父親に勧められ、レース場でエンジン音やボートのターンを見て、レーサーになってみたいと思ったようです。
デビュー後はプロのレーサーとの違いに圧倒されたという堀之内選手。全然旋回力が違うと感じたと言っていましたが、デビュー初勝利は早くデビュー2節目でした。
その後2012年1月に地元児島で初優勝を果たします。
初優勝は2号艇2コースから。デビュー・初勝利から初優勝まで13年掛かっていますが、実はそのあいだに1号艇での優勝戦を何度も落としてしまっていたようです。
その後の優勝も1号艇以外からが続き、2020年の9月にとうとう初のイン逃げで優勝しました。
とても意外ですが、なかなか1号艇で優勝できないことで苦手意識が膨らんでいったんでしょうか。一度優勝して切り替わったのか、9月にイン逃げで優勝した翌月すぐ2度目のイン逃げ優勝を達成されていました。
ボートレース界のオシャレ番長として有名な堀之内選手、美容の話題もしっかり話してくれました。
体重管理も完璧で、徹底した管理でデビューから体重は変わらず、きれいなスタイルがずっと続いています。
堀之内選手がサインに書いた一言は、「伸びしろしかない」。力強い文字が印象的でした。
【後半レース推理】安定版使用になるとどう変わる?
レース推理後半は、丸亀の12R(サンケイスポーツカップ予選選抜)が取り上げられました。
1月18日蒲郡12R
レーサー
登録番号
チルト
展示スタート
展示タイム
- 1.山口 剛
- 4205
- -0.5
- .22
- 6.76
- 2.佐藤 大佑
- 4610
- -0.5
- .29
- 6.84
- 3.渡邉 和将
- 4537
- 0.0
- .23
- 6.83
- 4.向所 浩二
- 3577
- 0.0
- .25
- 6.87
- 5.葛原 大陽
- 4596
- 0.0
- .34
- 6.87
- 6.田中 孝明
- 4393
- 0.0
- .29
- 6.81
安定版装着レースとなりましたが、レースの推理では安定版がある無しに気を取られるのではなく、通常のレースと同じく風向きや風の強さを気を付けて推理するのがいいのではないか、という話しでした。
安定版が付くということは、ボートの前方が浮き上がってしまうことを防止することに効果を発揮します。
ただ、基本的には安定版が付くことでターンが良くなるといったものではなく、全艇が同じ条件なので、安定版が付くから1号艇が強いとか弱いといったことはないのではないかという話。ただし安定版が付くということは風が強いということ。風の影響が出やすくなることは予想されるので、風が追い風なのか向かい風なのか、どの向きに吹いているのかということは注目しておきましょう、という解説でした。
1号艇山口選手と3号艇渡邉選手が人気を集めているこのレース。渡邉選手のスタートが遅れることは考えにくく、4号艇がまくって荒れるというパターンになる可能性は低そうな状況。
2号艇佐藤選手がフライングを一本持っていることで、2号艇がスタートを遅れると3号艇のまくり差しが決まりやすい状況が生まれるかもしれないという推理でした。
向かい風の影響についてですが、丸亀のレース場は水面の1コーナー側が大きな壁(防風壁)となっていて、1コーナーから2コーナー側に吹く向かい風の場合、1コーナーのターンにはあまり影響しないようです。
大村では逆に2コーナー側に大きな防風壁があります。風の影響を考えるときにはレース場の構造も考慮することが大事ですね。
レース本番では、3号艇渡邉選手がスタートをきり、スタートしてすぐに2号艇をパス。1号艇の山口選手までまくって引き波に沈めたかと思いましたが、山口選手がうまくターンしてなんとか3号艇と同体にまで残します。バックストレッチでは完全に3号艇が前に出て、1着3号艇、2着1号艇の決着。
3着は4・5・6号艇の争いとなり、最後に6号艇が前に出での決着となりました。
賭式
組番
払戻金
- 3連単
- 3-1-6
- ¥5130
渡邉選手のモーターパワーが際立ったレースでした。丸亀のような海水場では、淡水場に比べてモーターのパワーが重要になるとのこと。淡水場に比べると、モータの2連対率に対する信頼度は高くなると考えたほうがよさそうです。
来週1月25日のゲストは西島義則選手
来週の配信は1月25日。SG優勝7回、「インの鬼」西島義則選手がゲストです。
先週フライング気味に発表されていましたね。
植木アンバサダーと何度もSGレースを争った西島選手。楽しみな話しが聞けそうですね。
ボートレーサー募集の紹介もありました。特設Youtubeチャンネルでは様々な動画が公開されていて、コンテンツとしても楽しめます。
植木通彦ボートレースアンバサダーと犬丸美帆アシスタントのボートレースウィークリーでした。毎週ありがとうございます。