11月23日に行われた第25回東京スポーツ杯2歳Sは、新馬戦勝利から2戦目のダノンザキッドが1番人気に応えて勝利。
2着には同じく2戦目のタイトルホルダー。3着には萩S2着の実績があったジュンブルースカイが入りました。
ジャスタウェイ産駒ダノンザキッドがドゥラメンテ産駒を抑えて勝ち切る
ダノンザキッドは、スタート直後川田騎手が手綱を引っ張る姿が目立ったように、行きたがる馬を抑えながら、3番手で競馬をするかたち。
直線外に出してしっかり伸び、前にいたタイトルホルダーを捉えて勝利しました。
2着のタイトルホルダーはスタート直後先頭に出ましたが、戸崎騎手は抑えて2番手に落としました。道中力んでいるようにも見えましたが、直線は粘って2着となりました。
戸崎騎手もコメントで、レース中ムキになって走っていた、ということを言っています。
道中消耗しても粘りきれるという点で、力はあるのでしょう。
次走以降、落ち着いてレースに臨めているようであれば、信頼できるのではないでしょうか。
ジュンブルースカイはダノンザキッドの後ろから3着に入っています。しっかり伸びていましたが、エンジンが掛かったダノンザキッドには置いていかれるようなかたちになっていたので、力の差があったと見ていいかと思います。
プラチナトレジャーは前走と同じく後ろからの競馬になりましたね。
最後もしっかり伸びていたように、スタミナがあるところを見せてくれました。母父クロフネですし、ダートでも見てみたい1頭ですね。
人気が集まった2番人気ドゥラヴェルデですが、道中内で足を溜められているように見えましたが、伸びてくることはなく、見せ場はありませんでした。
今回は、今の実力に対しては過剰な人気だったのかもしれません。今後の成長に期待ですね。
重賞勝利が期待されたドゥラメンテ産駒4頭ですが、2・3・6・8着と勝利することはできず、次回にお預けとなりました。
タイトルホルダーは精神面成長すれば早いタイミングでどこか取ってくれるかもしれませんね。
コントレイルと比べるのは酷?楽しみなダノンザキッドの今後
ダノンザキッドとドゥラヴェルデ、前走は同じような成績でしたが、オッズ上は大きく差が付いていました。
着順 | 馬番 | 馬名 | 単勝支持率 | 単勝順位 | 複勝支持率 | 複勝順位 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3番 | ダノンザキッド | 48.0% | 1 | 46.0% | 1 |
2 | 2番 | タイトルホルダー | 5.1% | 5 | 6.9% | 5 |
3 | 10番 | ジュンブルースカイ | 9.6% | 3 | 8.3% | 3 |
4 | 6番 | プラチナトレジャー | 3.1% | 6 | 3.9% | 7 |
5 | 7番 | ヴェローチェオロ | 2.8% | 7 | 3.9% | 6 |
6 | 1番 | ドゥラヴェルデ | 22.6% | 2 | 18.5% | 2 |
ダノンザキッドが1番人気でもしっかり複勝支持率が付いてきているのに対して、ドゥラヴェルデは単勝優位で少し過剰人気気味といえるオッズでした。
勝利したダノンザキッドは今後が楽しみですね。
ただ、昨年の勝馬コントレイルと比較されてしまうのは少し酷に感じます。単純に比較はできませんが、
コントレイル 1分44秒5(2歳レコード)
ダノンザキッド 1分47秒5
です。いかにコントレイルがこの頃から化け物だったか、とも言えますね。